麒麟日・鳳凰日はいつ?

2026年・2027年の一覧と、季節ごとの二十八宿で決まる仕組み

麒麟日(きりんび)と鳳凰日(ほうおうび)は、金運の吉日としてSNSや動画でよく紹介される日です。ところが決まり方の説明はあまり見かけず、「毎月◯日」「専門家が選んで発表する」という説明まであります。

実際は季節ごとに決まった二十八宿の日で、何年先でも計算で出せます。この記事の日付も、表を写したものではなく計算で出しています。

この記事で分かること:

  • 2026年・2027年の麒麟日・鳳凰日の全日付(六曜・ほかの吉日との重なりつき)
  • 決まり方(季節と二十八宿の8つの組み合わせ)
  • 季節ごとに曜日まで決まっている理由(夏の鳳凰日は必ず日曜日)
  • 「月に1度」とは限らないこと
  • もとは結婚の日取りだった、という由来

麒麟日・鳳凰日は「季節ごとの二十八宿」で決まる

暦には、28の星座(星宿)が1日ずつ順番に巡る二十八宿(にじゅうはっしゅく)という書き込みがあります。このうち、季節ごとに決まった宿の日が麒麟日・鳳凰日です。

季節期間麒麟日鳳凰日
春立春〜立夏の前日井(せい)宿危(き)宿
夏立夏〜立秋の前日尾(び)宿昴(ぼう)宿
秋立秋〜立冬の前日牛(ぎゅう)宿胃(い)宿
冬立冬〜立春の前日壁(へき)宿畢(ひつ)宿

台湾の暦では「春井、夏尾、秋牛、冬壁は麒麟。春危、夏昴、秋胃、冬畢は鳳凰」という一文で覚えられています。二十八宿は28日で一巡するので、どちらもおおむね月に1回ずつ当たります。

2026年の残りは、麒麟日が10月23日(金)・11月25日(水)・12月23日(水)、鳳凰日が10月31日(土)・11月30日(月)・12月28日(月)です。

吉日カレンダーで月ごとに見る

2026年の麒麟日・鳳凰日

麒麟日(13回)

日付宿六曜重なる吉日・凶日
1月21日(水)壁友引—
2月26日(木)井仏滅—
3月26日(木)井先負母倉日
4月23日(木)井先負一粒万倍日・天恩日
5月5日(火・祝)尾先負一粒万倍日・天恩日・母倉日
6月2日(火)尾友引—
6月30日(火)尾友引—
7月28日(火)尾友引—
8月28日(金)牛仏滅母倉日
9月25日(金)牛仏滅寅の日・三隣亡
10月23日(金)牛先負一粒万倍日・母倉日・三隣亡
11月25日(水)壁友引—
12月23日(水)壁先勝—

鳳凰日(13回)

日付宿六曜重なる吉日・凶日
1月26日(月)畢先勝一粒万倍日
2月16日(月)危仏滅—
3月16日(月)危仏滅—
4月13日(月)危先負巳の日・母倉日・不成就日
5月17日(日)昴仏滅一粒万倍日・母倉日
6月14日(日)昴友引—
7月12日(日)昴友引—
8月8日(土)胃先勝寅の日
9月5日(土)胃赤口天恩日
10月3日(土)胃赤口天恩日・母倉日
10月31日(土)胃大安寅の日
11月30日(月)畢先勝母倉日
12月28日(月)畢赤口一粒万倍日

2026年の残りで吉日の重なりが多いのは10月31日(土)の鳳凰日で、大安と寅の日が重なります。ただし昔の暦の下段では、最も重い凶日の受死日(黒日)にもあたります。10月23日の麒麟日は一粒万倍日と重なりますが、建築で避けられる三隣亡でもあります。

表の凶日の欄は不成就日と三隣亡です。受死日など暦注下段の凶日は、吉日カレンダーで日を押すと確認できます。(2026年10月8日: 10月31日が受死日にあたることを追記しました)

2027年の麒麟日・鳳凰日

麒麟日(12回)

日付宿六曜重なる吉日・凶日
1月20日(水)壁赤口—
2月25日(木)井先勝母倉日・不成就日・三隣亡
3月25日(木)井先勝不成就日
4月22日(木)井赤口—
6月1日(火)尾赤口天恩日・三隣亡
6月29日(火)尾大安天恩日・母倉日
7月27日(火)尾大安—
8月27日(金)牛友引寅の日
9月24日(金)牛先勝—
10月22日(金)牛先勝—
11月24日(水)壁赤口—
12月22日(水)壁大安一粒万倍日

鳳凰日(12回)

日付宿六曜重なる吉日・凶日
1月25日(月)畢大安—
2月15日(月)危先負一粒万倍日・天恩日
3月15日(月)危先負巳の日
4月12日(月)危友引—
5月16日(日)昴友引—
6月13日(日)昴先勝—
7月11日(日)昴先勝—
9月4日(土)胃大安母倉日
10月2日(土)胃大安寅の日・三隣亡
10月30日(土)胃大安一粒万倍日・天恩日・母倉日・三隣亡
11月29日(月)畢赤口天恩日
12月27日(月)畢仏滅天恩日

2027年は5月に麒麟日が、8月に鳳凰日が1日もありません。理由は次の「月に1度とは限らない」で説明します。大安と一粒万倍日が重なるのは、麒麟日なら12月22日(水)、鳳凰日なら10月30日(土)です。

曜日まで決まっている。夏の鳳凰日は必ず日曜日

二十八宿は28日で、曜日は7日で一巡します。28は7のちょうど4倍なので、宿と曜日の組み合わせはずっと変わりません。たとえば昴宿は必ず日曜日に当たります。

そのため麒麟日・鳳凰日は、季節ごとに曜日まで決まっています。

季節麒麟日鳳凰日
春木曜日(井)月曜日(危)
夏火曜日(尾)日曜日(昴)
秋金曜日(牛)土曜日(胃)
冬水曜日(壁)月曜日(畢)

1950年から2050年までの全日で計算して、例外はありませんでした。土日に当たるのは夏と秋の鳳凰日だけで、麒麟日は祝日を除けば必ず平日です(2026年5月5日のこどもの日は、火曜日の麒麟日が祝日に重なった例です)。週末に何かを始めたい人は、夏から秋の鳳凰日が選びやすい日になります。

「月に1度」とは限らない(年に12〜16回)

二十八宿は28日周期なので、麒麟日・鳳凰日はおおむね月に1回です。ただし季節が切り替わると、当たる宿も切り替わります。そのとき宿が飛んだり、続けて来たりします。

  • 2026年は6月に麒麟日が2回(6月2日・6月30日)、10月に鳳凰日が2回(10月3日・10月31日)あります
  • 2027年は5月に麒麟日がありません。春の井宿は4月22日の次が5月20日ですが、そのときには立夏(5月6日)を過ぎて夏になっています。夏の尾宿は5月4日(まだ春)の次が6月1日なので、5月には一度も当たりません
  • 同じ理由で、2027年は8月に鳳凰日がありません(立秋は8月8日)

1950年から2050年までで数えると、麒麟日は年に12〜16回、鳳凰日は12〜14回でした。

ネット上には「麒麟日は毎月1日ごろ、鳳凰日は毎月10日」という一覧も見かけます。2025年分を計算と照らし合わせると、24日のうち合っていたのは1日(7月1日の麒麟日)だけでした。麒麟日・鳳凰日は、毎月決まった日付ではありません。

季節は旧暦の月ではなく、立春・立夏・立秋・立冬で切る

季節の区切りは、旧暦の1〜3月を春とする数え方ではなく、二十四節気の立春・立夏・立秋・立冬です。天赦日と同じ区切り方です。

たとえば2026年2月16日は、旧暦では12月の大晦日(冬)です。それでも立春(2月4日)を過ぎているので春の扱いになり、春の危宿に当たるこの日は鳳凰日です。

注意がいるのは、立夏などの節入りの当日です。2026年の立夏は5月5日の夜(20時45分ごろ)。節入りの日を丸一日「新しい季節」とみなす数え方(日切り)なら、5月5日は夏の尾宿で麒麟日です。節入りの時刻で切る数え方(時刻切り)だと、その時刻までは春なので麒麟日になりません。金運の日として紹介される日付は日切りのものが多く、この記事と吉日カレンダーも日切りにしています(カレンダーは表示の設定で時刻切りに変えられます)。

もとは結婚の日取りだった

麒麟日・鳳凰日は、中国の日取りの考え方(択日)から来た吉日です。結婚の日に白虎(びゃっこ)や朱雀(すざく)という凶神が当たっても、麒麟は白虎を、鳳凰は朱雀を抑えると考えられ、婚礼の日を選ぶのに使われてきました。

台湾の農民暦の解説では、麒麟日は男性に、鳳凰日は女性に良い日とされます。この日に「財庫を補う(お金の器を満たす)」お参りをする、という話も台湾の報道で紹介されています。日本で金運の日として紹介されるのは、この流れを汲んだものです。

一方で、天赦日や一粒万倍日のように江戸時代の日本の暦に書かれていた暦注ではありません。昔の暦の下の段に書かれた吉日・凶日(暦注下段)の一覧にも入っていません。

麒麟日・鳳凰日に向いているとされること

  • 結婚・入籍・結納 — もともとの使い方です
  • 財布を新調する・使い始める — 日本で金運の日として紹介されるときの定番
  • 口座を開く・積立を始める — お金にまつわる「始まり」
  • 宝くじを買う — 確率は変わりませんが、買う日を決める理由にはなります

ほかの吉日と重ねたい場合は、吉日カレンダーの「条件で日を探す」で、麒麟日や鳳凰日に大安・一粒万倍日・土日祝などを組み合わせて1年先まで探せます。

この記事の日付の出し方

  1. 二十八宿は、1980年1月10日を角宿として28日周期で数えています。房・虚・昴・星の4つの宿が必ず日曜日に当たること、ほかの暦計算サイトの2026年9月の値と一致することを確かめています
  2. 季節の境目は、太陽の視黄経が315度(立春)・45度(立夏)・135度(立秋)・225度(立冬)になる瞬間を計算して決め、節入りの当日は新しい季節として扱っています(日切り)
  3. 六曜は、新月と中気から旧暦を組み立てて出しています。ほかの吉日・凶日も吉日カレンダーと同じ計算です
  4. 答え合わせとして、暦を扱う人気のYouTubeチャンネルが動画で挙げた麒麟日・鳳凰日の17日(2022年〜2026年)と照らし合わせ、16日が一致しました(残る1日は1日違い)。台湾の報道で「今日は麒麟日」とされた2021年4月1日も、春の井宿で一致します

まとめ

  • 麒麟日・鳳凰日は、季節ごとに決まった二十八宿の日
  • 麒麟日は春が井・夏が尾・秋が牛・冬が壁、鳳凰日は春が危・夏が昴・秋が胃・冬が畢
  • 季節は旧暦の月ではなく、立春・立夏・立秋・立冬で区切る
  • 曜日も季節ごとに決まっていて、土日に当たるのは夏(日曜)と秋(土曜)の鳳凰日だけ
  • 年に12〜16回。「月に1度」とは限らず、2027年は5月に麒麟日、8月に鳳凰日がない
  • 2026年の残りは、麒麟日が10月23日・11月25日・12月23日、鳳凰日が10月31日・11月30日・12月28日
  • もとは中国の結婚の日取り。江戸時代の日本の暦には載っていない

吉日カレンダーで麒麟日・鳳凰日を見る

よくある質問

2026年の麒麟日はいつですか?

2026年の麒麟日は、1月21日・2月26日・3月26日・4月23日・5月5日・6月2日・6月30日・7月28日・8月28日・9月25日・10月23日・11月25日・12月23日の13回です。

2026年の鳳凰日はいつですか?

2026年の鳳凰日は、1月26日・2月16日・3月16日・4月13日・5月17日・6月14日・7月12日・8月8日・9月5日・10月3日・10月31日・11月30日・12月28日の13回です。

2027年の麒麟日・鳳凰日はいつですか?

2027年の麒麟日は、1月20日・2月25日・3月25日・4月22日・6月1日・6月29日・7月27日・8月27日・9月24日・10月22日・11月24日・12月22日の12回です。鳳凰日は、1月25日・2月15日・3月15日・4月12日・5月16日・6月13日・7月11日・9月4日・10月2日・10月30日・11月29日・12月27日の12回です。

麒麟日・鳳凰日はどうやって決まるのですか?

季節ごとに決まった二十八宿の日が麒麟日・鳳凰日になります。麒麟日は春が井宿、夏が尾宿、秋が牛宿、冬が壁宿の日。鳳凰日は春が危宿、夏が昴宿、秋が胃宿、冬が畢宿の日です。季節は旧暦の月ではなく、立春・立夏・立秋・立冬で区切ります。

麒麟日と鳳凰日は毎月ありますか?

毎月あるとは限りません。二十八宿は28日で一巡するのでおおむね月に1回ですが、季節の境目で該当する宿が飛ぶことがあります。2027年は5月に麒麟日が、8月に鳳凰日が1日もありません。逆に同じ月に2回ある月もあり、年間では12〜16回です。

吉日との付き合い方

正直に書くと、吉日と実際の結果に科学的な関係は確かめられていません。麒麟日・鳳凰日も、28日ごとに巡る星宿と季節の組み合わせで決まる日で、お金が増える仕組みがあるわけではありません。

それでも吉日を見る意味はあると思っています。いつ始めるか決めかねているときに、日付を決める後押しになるからです。当たるかどうかではなく、そういう道具として使ってください。

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