2026年・2027年の天赦日はいつ?

一粒万倍日と重なる「最強の日」と、2035年までの早見表

天赦日(てんしゃにち)は、暦の上でもっとも良いとされる日です。「天がすべての罪を赦す日」という意味で、年に5〜7回しかありません。財布を新調する、口座を開く、開業届を出す——何かを始める日として選ばれます。

この記事では2026年と2027年の天赦日を、六曜や他の吉日・凶日との重なりまで含めて一覧にしました。日付は暦の表を写したものではなく、太陽の位置と旧暦を計算して出しています。計算方法は記事の後半に書いています。

2026年の天赦日(6回)

日付干支六曜重なる吉日・凶日
3月5日(木)戊寅大安一粒万倍日・寅の日・三隣亡
5月4日(月)戊寅友引寅の日
5月20日(水)甲午先勝不成就日
7月19日(日)甲午大安一粒万倍日・不成就日・三隣亡
10月1日(木)戊申仏滅一粒万倍日
12月16日(水)甲子赤口一粒万倍日

2026年は3月5日が一粒万倍日・寅の日・大安と重なり、年間でいちばん吉日の重なりが多い日です。一粒万倍日と重なるのは3月5日・7月19日・10月1日・12月16日の4回。

3月5日は二十四節気の啓蟄の当日です。節入りの日を丸一日「新しい月」として数える市販の暦の多くでは一粒万倍日になり、節入りの時刻で区切る数え方では一粒万倍日になりません(三隣亡も同じ)。主な暦はこの日を「天赦日・一粒万倍日・寅の日・大安」が重なる日として扱っていて、この記事もそれに合わせています。

2026年10月7日修正: 節入りの日の数え方を吉日カレンダーとそろえ、3月5日を一粒万倍日と重なる日に加えました。あわせて凶日の三隣亡も表に載せました。

2027年の天赦日(6回)

日付干支六曜重なる吉日・凶日
2月28日(日)戊寅仏滅寅の日
4月29日(木)戊寅先勝寅の日
5月15日(土)甲午先勝—
7月14日(水)甲午仏滅一粒万倍日・三隣亡
9月26日(日)戊申先負一粒万倍日・不成就日
12月11日(土)甲子赤口一粒万倍日

2027年は一粒万倍日と重なる日が7月14日・9月26日・12月11日の3回です。

天赦日と一粒万倍日が重なる日

天赦日は「天が赦す」日、一粒万倍日は「始めたことが万倍に育つ」日。この二つが重なる日は暦の上でもっとも縁起が良いとされ、年に数回しかありません。

2026年3月5日(木)・7月19日(日)・10月1日(木)・12月16日(水)
2027年7月14日(水)・9月26日(日)・12月11日(土)

ただし2026年7月19日と2027年9月26日は不成就日とも重なります。この扱いは考え方が分かれていて、「天赦日は最上の吉日なので打ち消されない」という立場と、「吉と凶が相殺される」という立場があります。どちらが正しいと決める根拠はないので、この記事では隠さずそのまま載せています。気になる方は、不成就日と重ならない日(2026年なら3月5日・10月1日・12月16日、2027年なら7月14日と12月11日)を選ぶと迷いがありません。

表にある三隣亡は、建築・棟上げで避けられる凶日です。家を建てる日取りでなければ、気にしないとされることが多い凶日です。

2028〜2035年の天赦日 早見表

結婚式や開業など、先の予定を立てるときのために2035年までの天赦日を計算しました。8年で49日あります。色の付いた行は一粒万倍日と重なる日です。

年日付干支六曜重なる吉日・凶日
2028年6回2月23日(水・祝)戊寅仏滅寅の日
4月23日(日)戊寅先勝寅の日
5月9日(火)甲午赤口—
7月8日(土)甲午友引一粒万倍日・三隣亡・受死日
9月20日(水)戊申先負一粒万倍日・不成就日
12月5日(火)甲子大安不成就日
2029年5回2月17日(土)戊寅大安寅の日
4月18日(水)戊寅先勝寅の日
7月3日(火)甲午友引一粒万倍日
9月15日(土)戊申先負一粒万倍日
11月30日(金)甲子仏滅—
2030年6回1月29日(火)甲子先勝一粒万倍日
2月12日(火)戊寅仏滅寅の日
4月13日(土)戊寅先勝寅の日
6月28日(金)甲午友引一粒万倍日
9月10日(火)戊申友引一粒万倍日
11月25日(月)甲子大安鳳凰日
2031年7回1月24日(金)甲子友引一粒万倍日
2月7日(金)戊寅仏滅寅の日
4月8日(火)戊寅先勝寅の日・不成就日
6月23日(月)甲午友引一粒万倍日
9月5日(金)戊申先勝不成就日
11月4日(火)戊申仏滅—
11月20日(木)甲子先負—
2032年6回1月19日(月)甲子赤口一粒万倍日・鳳凰日
4月2日(金)戊寅大安一粒万倍日・寅の日・三隣亡
6月17日(木)甲午友引一粒万倍日
8月30日(月)戊申先勝—
10月29日(金)戊申仏滅—
11月14日(日)甲子先負不成就日
2033年6回1月13日(木)甲子赤口一粒万倍日
3月28日(月)戊寅大安一粒万倍日・寅の日・三隣亡
6月12日(日)甲午友引一粒万倍日
8月25日(木)戊申友引—
10月24日(月)戊申大安—
11月9日(水)甲子先負—
2034年6回1月8日(日)甲子仏滅一粒万倍日
3月23日(木)戊寅大安一粒万倍日・寅の日・三隣亡
6月7日(水)甲午赤口一粒万倍日
8月6日(日)甲午先負一粒万倍日・不成就日・三隣亡・受死日
8月20日(日)戊申先勝—
10月19日(木)戊申仏滅—
2035年7回1月3日(水)甲子仏滅一粒万倍日
3月18日(日)戊寅仏滅一粒万倍日・寅の日・三隣亡
6月2日(土)甲午大安—
8月1日(水)甲午先負一粒万倍日・三隣亡・受死日
8月15日(水)戊申赤口—
10月14日(日)戊申仏滅—
12月29日(土)甲子赤口一粒万倍日

天赦日と一粒万倍日が重なる日(2028〜2035年)

2028年7月8日(土)・9月20日(水)
2029年7月3日(火)・9月15日(土)
2030年1月29日(火)・6月28日(金)・9月10日(火)
2031年1月24日(金)・6月23日(月)
2032年1月19日(月)・4月2日(金)・6月17日(木)
2033年1月13日(木)・3月28日(月)・6月12日(日)
2034年1月8日(日)・3月23日(木)・6月7日(水)・8月6日(日)
2035年1月3日(水)・3月18日(日)・8月1日(水)・12月29日(土)
  • 天赦日が7回ある年は2031年・2035年です。ほかの年は5回か6回です。
  • 天赦日・一粒万倍日・寅の日の3つが重なる日は2032年4月2日(金)・2033年3月28日(月)・2034年3月23日(木)・2035年3月18日(日)です。
  • 受死日(黒日)とも重なる天赦日は2028年7月8日(土)・2034年8月6日(日)・2035年8月1日(水)です。夏の天赦日(甲午)が小暑から立秋の前日までに来ると、必ず受死日と重なります。

2029年2月3日は節入りの当日で、節入りの時刻で区切る数え方(時刻切り)では天赦日になりますが、この表の数え方(日切り)ではなりません。それ以外の日は、どちらで数えても同じです。

この表は、上の2026年・2027年の表と同じ計算で出しています。暦サイトのベストカレンダーが配信している天赦日の予定(2028〜2035年)と、49日すべて一致することを確かめました。

天赦日の決まり方

天赦日は季節と干支の組み合わせで決まります。ここでいう季節は暦の月ではなく、二十四節気で区切った「節切り」の季節です。

季節期間天赦日になる干支
春立春〜立夏の前日戊寅(つちのえとら)
夏立夏〜立秋の前日甲午(きのえうま)
秋立秋〜立冬の前日戊申(つちのえさる)
冬立冬〜立春の前日甲子(きのえね)

一つの季節は約90日、干支は60日で一巡するので、季節ごとに該当する干支が1回か2回入ります。合計すると年に5〜7回です。2026年・2027年はどちらも春に戊寅が2回入っているため6回。冬の季節は年をまたぐので、1月と11〜12月の両方に冬の甲子が入る年があり、ほかの季節の2回と重なった2031年と2035年は7回になります(早見表)。

季節の境目は立春・立夏・立秋・立冬の日です。節入りの当日は、時刻にかかわらず丸一日を新しい季節として扱うのが市販の暦の多くの数え方(日切り)で、この記事と吉日カレンダーもそれに合わせています。節入りの時刻で区切る数え方(時刻切り)もありますが、2026年・2027年の天赦日はどれも節入りの当日に当たらないので、天赦日の日付はどちらで数えても変わりません。

天赦日に向いているとされること

  • 財布を新調する・使い始める — 天赦日の定番。寅の日と重なる日(2026年3月5日・5月4日)はとくに人気があります
  • 口座を開く・積立を始める — お金にまつわる「始まり」
  • 開業・開店・届出 — 事業の起点
  • 結婚・入籍・引っ越し — 生活の区切り
  • 宝くじを買う — 確率は変わりませんが、買う日を決める理由にはなります

逆に天赦日に避けるべきとされることは、とくにありません。一粒万倍日には「借金は苦労も万倍になる」として避ける考え方がありますが、天赦日そのものにはそうした制限はないとされます。

※ 財布や印鑑に運気を変える効果はありません。区切りの日に新しくする、という気持ちの切り替えとして楽しむものです。

この記事の日付の出し方

日付は暦の本から写したものではなく、次の手順で計算しています。

  1. 日の干支は、ユリウス日を60で割った余りで決めます(1900年1月1日=甲戌、2000年1月1日=戊午で検算)
  2. 季節の境目は、太陽の視黄経が315度(立春)・45度(立夏)・135度(立秋)・225度(立冬)になる瞬間を計算して決め、節入りの当日は新しい季節として扱います(日切り)
  3. 六曜は、新月の瞬間と中気から旧暦を組み立て、旧暦の(月+日)を6で割った余りで決めます。旧正月や中秋の名月が実際の暦と一致することを確認済みです
  4. 一粒万倍日と三隣亡は、節切りの月ごとに定めた十二支の表によります(節入りの当日は新しい月の表で数えます)。一粒万倍日の表は資料によって差があることがあります

同じ計算を吉日カレンダーで毎月表示しています。天赦日以外の吉日(寅の日・巳の日・大安)や、凶日(仏滅・不成就日・三隣亡)も一緒に確認できます。

吉日カレンダーで月ごとに見る

よくある質問

2026年の天赦日はいつですか?

2026年の天赦日は、3月5日(木)・5月4日(月)・5月20日(水)・7月19日(日)・10月1日(木)・12月16日(水)の6回です。このうち3月5日・7月19日・10月1日・12月16日は一粒万倍日とも重なります。

2027年の天赦日はいつですか?

2027年の天赦日は、2月28日(日)・4月29日(木)・5月15日(土)・7月14日(水)・9月26日(日)・12月11日(土)の6回です。このうち7月14日・9月26日・12月11日は一粒万倍日とも重なります。

2028年の天赦日はいつですか?

2028年の天赦日は、2月23日(水・祝)・4月23日(日)・5月9日(火)・7月8日(土)・9月20日(水)・12月5日(火)の6回です。このうち7月8日・9月20日は一粒万倍日とも重なります。

2029年の天赦日はいつですか?

2029年の天赦日は、2月17日(土)・4月18日(水)・7月3日(火)・9月15日(土)・11月30日(金)の5回です。このうち7月3日・9月15日は一粒万倍日とも重なります。

天赦日はどうやって決まるのですか?

季節ごとに決まった干支の日が天赦日になります。春(立春から立夏の前日まで)は戊寅の日、夏は甲午の日、秋は戊申の日、冬は甲子の日です。干支は60日で一巡するため、一つの季節に同じ干支が2回来ることがあり、その年は天赦日が6回、年によっては7回になります。

天赦日と不成就日が重なったらどうなりますか?

考え方が分かれています。天赦日は最上の吉日なので凶日に打ち消されない、という立場と、吉と凶が相殺されて効果が薄れる、という立場があります。どちらが正しいと決める根拠はありません。本記事では重なりをそのまま表示しているので、ご自身の考え方でお選びください。

この記事の日付は何をもとにしていますか?

太陽の位置から計算した節入りと、ユリウス日から求めた日の干支で、天赦日を毎回計算しています。六曜は新月と中気から旧暦を組み立てて求めています。一粒万倍日は節切りの月ごとに定めた十二支の表によりますが、この表は資料によって差があることがあります。

吉日との付き合い方

正直に書くと、吉日と実際の結果に科学的な関係は確かめられていません。それでも吉日を見る意味はあると思っています。いつ始めるか決めかねているときに、日付を決める後押しになるからです。「天赦日にやる」と決めると、その日までに準備が進みます。当たるかどうかではなく、そういう道具として使ってください。

関連ページ