受死日・十死日はいつ?

黒日とも呼ばれる暦でいちばん重い凶日。2026年・2027年の一覧と、巳の日の4割が当たる理由

受死日(じゅしにち)は、昔の暦の下の段(暦注下段)に「●」の印で書かれたことから黒日(くろび)とも呼ばれる、暦でもっとも重い凶日です。十死日(じゅうしにち)はそれに次ぐ凶日とされます。

この記事では、受死日・十死日の決まり方と、昔の暦で避けるとされてきたこと、2026年・2027年の全日付をまとめました。日付は計算で出していて、2026年分は暦注下段の年間一覧を載せているサイトと全日一致することを確かめています。

この記事で分かること:

  • 受死日・十死日の決まり方(月ごとに決まった十二支の日)
  • 2026年・2027年の受死日・十死日の全日付
  • 避けるとされること(受死日は葬式だけ差し支えない、十死日は葬式も避ける)
  • 巳の日の4割は受死日か十死日にあたること
  • 天赦日・一粒万倍日・酉の市と重なる日
  • 神社参拝・買い物・納車・入籍・病院・打ち消しなど、細かい疑問への答え

受死日・十死日は「月ごとに決まった十二支の日」

どちらも、二十四節気の節入りで区切った月(節月)ごとに、決まった十二支の日が当たります。

月(節月)期間受死日十死日
寅の月立春〜啓蟄の前日(2月上旬〜3月上旬)戌の日酉の日
卯の月啓蟄〜清明の前日(3月上旬〜4月上旬)辰の日巳の日
辰の月清明〜立夏の前日(4月上旬〜5月上旬)亥の日丑の日
巳の月立夏〜芒種の前日(5月上旬〜6月上旬)巳の日酉の日
午の月芒種〜小暑の前日(6月上旬〜7月上旬)子の日巳の日
未の月小暑〜立秋の前日(7月上旬〜8月上旬)午の日丑の日
申の月立秋〜白露の前日(8月上旬〜9月上旬)丑の日酉の日
酉の月白露〜寒露の前日(9月上旬〜10月上旬)未の日巳の日
戌の月寒露〜立冬の前日(10月上旬〜11月上旬)寅の日丑の日
亥の月立冬〜大雪の前日(11月上旬〜12月上旬)申の日酉の日
子の月大雪〜小寒の前日(12月上旬〜1月上旬)卯の日巳の日
丑の月小寒〜立春の前日(1月上旬〜2月上旬)酉の日丑の日

十二支は12日で一巡するので、どちらも月に2〜3日、年に30日前後あります(2026年は受死日32日・十死日30日、2027年は受死日29日・十死日32日)。十死日は酉・巳・丑の3つをくり返します。受死日と十死日が同じ日になることはありません。

2026年の残りは、受死日が10月19日・10月31日・11月18日・11月30日・12月7日・12月19日・12月31日、十死日が10月18日・10月30日・11月7日・11月19日・12月1日・12月9日・12月21日です。

吉日カレンダーで月ごとに見る

2026年の受死日・十死日

月受死日(黒日)十死日
1月11日(日)・23日(金)15日(木)・27日(火)
2月5日(木)・17日(火)4日(水)・16日(月)・28日(土)
3月1日(日)・7日(土)・19日(木)・31日(火)8日(日)・20日(金)
4月7日(火)・19日(日)1日(水)・9日(木)・21日(火)
5月1日(金)・7日(木)・19日(火)・31日(日)3日(日)・11日(月)・23日(土)
6月7日(日)・19日(金)4日(木)・12日(金)・24日(水)
7月1日(水)・7日(火)・19日(日)・31日(金)6日(月)・14日(火)・26日(日)
8月7日(金)・19日(水)・31日(月)15日(土)・27日(木)
9月18日(金)・30日(水)16日(水)・28日(月)
10月19日(月)・31日(土)18日(日)・30日(金)
11月18日(水)・30日(月)7日(土)・19日(木)
12月7日(月)・19日(土)・31日(木)1日(火)・9日(水)・21日(月)

2027年の受死日・十死日

月受死日(黒日)十死日
1月6日(水)・18日(月)・30日(土)2日(土)・10日(日)・22日(金)
2月12日(金)・24日(水)3日(水)・11日(木)・23日(火)
3月14日(日)・26日(金)15日(月)・27日(土)
4月14日(水)・26日(月)16日(金)・28日(水)
5月14日(金)・26日(水)6日(木)・18日(火)・30日(日)
6月14日(月)・26日(土)7日(月)・19日(土)
7月14日(水)・26日(月)1日(木)・9日(金)・21日(水)
8月7日(土)・14日(土)・26日(木)2日(月)・10日(火)・22日(日)
9月7日(火)・13日(月)・25日(土)3日(金)・11日(土)・23日(木)
10月7日(木)・14日(木)・26日(火)5日(火)・13日(水)・25日(月)
11月7日(日)・13日(土)・25日(木)6日(土)・14日(日)・26日(金)
12月14日(火)・26日(日)16日(木)・28日(火)

避けるとされること

受死日(黒日) — 葬式だけは差し支えない

受死日は暦の上で最悪の大凶日とされ、この日にはほかの暦注を見る必要がないとまで言われます。この日に病気になれば必ず死ぬ、という言い伝えもあります。特に病気見舞い・薬を飲み始めること・鍼灸・旅行を避けるとされますが、葬式だけは差し支えないとされます。

十死日 — 葬式も避ける

十死日は受死日に次ぐ凶日で、何事にも凶とされます。受死日と違って、葬式も避けるとされます。

昔の暦では、受死日と十死日は、下段にほかの暦注と重ねて書かないのが本来の形でした。受死日について「この日はほかの暦注を見る必要がない」とされるのと同じ考え方です。いまの市販の暦では、ほかの吉日と並べて書かれることも多くなっています。

巳の日の4割は、受死日か十死日にあたる

金運の日として人気の巳の日は、月によって決まって受死日か十死日に当たります。1950年から2050年までの巳の日を数えると、41.9%が受死日か十死日でした。

  • 巳の月(立夏〜芒種の前日、5月上旬〜6月上旬)の巳の日は、すべて受死日
  • 卯の月(3月上旬〜4月上旬)・午の月(6月上旬〜7月上旬)・酉の月(9月上旬〜10月上旬)・子の月(12月上旬〜1月上旬)の巳の日は、すべて十死日

同じように、寒露〜立冬の前日(10月上旬〜11月上旬)の寅の日は、すべて受死日です。2026年は10月19日と10月31日がこれにあたり、10月31日は鳳凰日・大安とも重なります。

巳の日や寅の日を金運の日として使う場合は、受死日・十死日と重なっていないかを一度見ておくと迷いがありません。

天赦日・一粒万倍日・酉の市と重なる日

受死日・十死日が吉日と重なる形も決まっていて、毎年くり返します。1950年から2050年までの全日で計算して、例外はありませんでした。

  • 受死日と一粒万倍日が重なるのは、未の月(小暑〜立秋の前日、7月上旬〜8月上旬)の午の日だけで、その日は必ず重なります(101年で264日)。この日は流財日と三隣亡にもあたります
  • そのため、夏の天赦日(甲午)が未の月に来ると、必ず受死日と重なります。2026年7月19日と2027年7月14日がそうです。天赦日が十死日と重なることはありません
  • 十死日と一粒万倍日が重なるのは、午の月の巳の日と亥の月(立冬〜大雪の前日)の酉の日だけです(515日)
  • 11月の酉の市のうち立冬以降のものは、必ず十死日と一粒万倍日の両方にあたります(199日)。2026年は一の酉(11月7日)と二の酉(11月19日)、2027年は二の酉(11月14日)と三の酉(11月26日)です

2026年

日付凶日重なる吉日月
6月12日(金)十死日一粒万倍日・巳の日午の月
6月24日(水)十死日一粒万倍日・己巳の日午の月
7月6日(月)十死日一粒万倍日・巳の日午の月
7月7日(火)受死日一粒万倍日未の月
7月19日(日)受死日一粒万倍日・天赦日・大安未の月
7月31日(金)受死日一粒万倍日・大安未の月
11月7日(土)十死日一粒万倍日・一の酉亥の月
11月19日(木)十死日一粒万倍日・二の酉亥の月
12月1日(火)十死日一粒万倍日亥の月

2027年

日付凶日重なる吉日月
6月7日(月)十死日一粒万倍日・巳の日午の月
6月19日(土)十死日一粒万倍日・己巳の日午の月
7月1日(木)十死日一粒万倍日・巳の日午の月
7月14日(水)受死日一粒万倍日・天赦日未の月
7月26日(月)受死日一粒万倍日未の月
8月7日(土)受死日一粒万倍日未の月
11月14日(日)十死日一粒万倍日・二の酉亥の月
11月26日(金)十死日一粒万倍日・三の酉亥の月

細かい疑問に答える

十死日・受死日にやってはいけないことは?

受死日は暦でもっとも重い凶日で、特に病気見舞い・薬を飲み始めること・鍼灸・旅行を避けるとされ、ほかの用事も凶とされます。葬式だけは差し支えないとされます。十死日は何事にも凶で、葬式も避けるとされます。

神社参拝(お参り)はしてよい?

暦注の説明に、参拝を名指しで避けるという記述は見当たりません。ただ、受死日は「この日はほかの暦注を見る必要がない」とされるほどの日なので、願い事の祈願やお祝いの参拝は、日を選べるなら別の日にする人もいます。

買い物や納車は?

買い物そのものについての記述はありません。何事にも凶とされる日なので、車や家のような大きな買い物の契約や、納車のように新しく使い始める用事は、気にする人は避けます。

入籍や結婚式は?

どちらの日も祝い事には向かないとされます。入籍日を選ぶときは、吉日カレンダーの「条件で日を探す」で受死日・十死日を除いて探せます。

病院に行ってもいい?

受死日は薬を飲み始めることや鍼灸を避けるとされてきましたが、体調が悪いときの受診や、処方された薬を暦で遅らせる理由はありません。健康にかかわることは、暦より医師の判断を優先してください。

打ち消す方法はある?気にしないでいい?

受死日・十死日を打ち消す方法は、暦注の説明には書かれていません。一方で、暦注下段そのものが現代ではかなりマイナーで、壁掛けのカレンダーに載ることはほとんどありません。明治から昭和の戦前に出回った非公式の暦(お化け暦)では、下段の暦注が本来の決め方と合っていないことも少なくなかったとされます。

どこまで気にするかは人それぞれです。この記事では、本来の決め方で計算した日付と、昔の暦で避けるとされていたことをそのまま載せています。

読み方は?

受死日は「じゅしにち」、黒日は「くろび」、十死日は「じゅうしにち」と読みます。

この記事の日付の出し方

  1. 日の十二支は、ユリウス日を60で割った余りから出しています(2000年1月1日=戊午で検算)
  2. 節月の境目は、太陽の視黄経から節入りの瞬間を計算して決め、節入りの当日は新しい月として扱っています(日切り)
  3. 受死日・十死日の表は Wikipedia「暦注下段」(典拠は『現代こよみ読み解き事典』)によります
  4. 2026年分は、暦注下段の年間一覧を載せている「暦注下段ナビ」と、受死日・十死日とも全日一致することを確かめています

同じ計算を吉日カレンダーで毎月表示しています。「条件で日を探す」では、受死日・十死日を除いて吉日を探せます。

まとめ

  • 受死日(黒日)は暦でもっとも重い凶日、十死日はそれに次ぐ凶日
  • どちらも節月ごとに決まった十二支の日。月に2〜3日、年に30日前後
  • 受死日は病気見舞い・服薬・鍼灸・旅行を特に避け、葬式だけは差し支えない。十死日は葬式も避ける
  • 巳の日の4割は受死日か十死日。10月上旬〜11月上旬の寅の日はすべて受死日
  • 7月上旬〜8月上旬の午の日は、受死日と一粒万倍日が必ず重なる。夏の天赦日がここに来ると受死日になる
  • 立冬以降の酉の市は、必ず十死日と一粒万倍日が重なる

吉日カレンダーで受死日・十死日を見る

吉日・凶日との付き合い方

正直に書くと、吉日や凶日と実際の結果に科学的な関係は確かめられていません。受死日・十死日も、十二支の並びで決まる日です。

それでも暦を見る意味はあると思っています。大事な予定を入れる前に、一度立ち止まるきっかけになるからです。怖がる道具ではなく、日付を決める道具として使ってください。

よくある質問

2026年の受死日(黒日)はいつですか?

2026年の受死日は、1月11日・1月23日・2月5日・2月17日・3月1日・3月7日・3月19日・3月31日・4月7日・4月19日・5月1日・5月7日・5月19日・5月31日・6月7日・6月19日・7月1日・7月7日・7月19日・7月31日・8月7日・8月19日・8月31日・9月18日・9月30日・10月19日・10月31日・11月18日・11月30日・12月7日・12月19日・12月31日の32日です。

2026年の十死日はいつですか?

2026年の十死日は、1月15日・1月27日・2月4日・2月16日・2月28日・3月8日・3月20日・4月1日・4月9日・4月21日・5月3日・5月11日・5月23日・6月4日・6月12日・6月24日・7月6日・7月14日・7月26日・8月15日・8月27日・9月16日・9月28日・10月18日・10月30日・11月7日・11月19日・12月1日・12月9日・12月21日の30日です。

2027年の受死日・十死日はいつですか?

2027年の受死日は1月6日・1月18日・1月30日・2月12日・2月24日・3月14日・3月26日・4月14日・4月26日・5月14日・5月26日・6月14日・6月26日・7月14日・7月26日・8月7日・8月14日・8月26日・9月7日・9月13日・9月25日・10月7日・10月14日・10月26日・11月7日・11月13日・11月25日・12月14日・12月26日の29日、十死日は1月2日・1月10日・1月22日・2月3日・2月11日・2月23日・3月15日・3月27日・4月16日・4月28日・5月6日・5月18日・5月30日・6月7日・6月19日・7月1日・7月9日・7月21日・8月2日・8月10日・8月22日・9月3日・9月11日・9月23日・10月5日・10月13日・10月25日・11月6日・11月14日・11月26日・12月16日・12月28日の32日です。

受死日と十死日の違いは何ですか?

受死日は暦でもっとも重い凶日で、病気見舞い・服薬・鍼灸・旅行を特に避けるとされますが、葬式だけは差し支えないとされます。十死日は受死日に次ぐ凶日で、何事にも凶とされ、葬式も避けるとされます。どちらも節月ごとに決まった十二支の日で、同じ日になることはありません。

十死日にやってはいけないことは何ですか?

十死日は何事にも凶とされ、受死日と違って葬式も避けるとされます。受死日は特に病気見舞い・薬を飲み始めること・鍼灸・旅行を避けるとされます。ただし体調が悪いときの受診や処方された薬を、暦で遅らせる理由はありません。

受死日(黒日)に神社参拝をしてもいいですか?

暦注の説明に、参拝を名指しで避けるという記述は見当たりません。ただ受死日は何事にも凶とされる日なので、願い事の祈願やお祝いの参拝は、日を選べるなら別の日にする人もいます。

受死日・十死日を打ち消す方法はありますか?

暦注の説明には、打ち消す方法は書かれていません。どこまで気にするかは人それぞれです。

巳の日が受死日や十死日と重なることはありますか?

よくあります。巳の月(5月上旬〜6月上旬)の巳の日はすべて受死日、卯の月・午の月・酉の月・子の月の巳の日はすべて十死日で、1950年から2050年までの巳の日の41.9%が受死日か十死日にあたります。

関連ページ