法要の日程の数え方
法要には、亡くなってから49日までのあいだに7日ごとに営む忌日法要(きにちほうよう)と、毎年の命日(祥月命日)に営む年忌法要(ねんきほうよう)があります。この2つは数え方が違うので、手で数えると1日や1年ずれやすいところです。
忌日法要は命日を1日目に数える
初七日や四十九日は、亡くなった日を1日目として数えます。初七日は命日の6日後、四十九日は命日の48日後です。たとえば2026年1月10日に亡くなった場合、初七日は1月16日、四十九日は2月27日になります。
関西の一部では、命日の前日を1日目として数えます。この数え方では七日ごとの法要がすべて1日早くなり、先の例の四十九日は2月26日です。上の計算機では「命日の前日から数える」にチェックを入れると切り替わります。どちらで数えるかはお寺によって違うので、迷ったら菩提寺に確かめてください。
年忌法要は「回忌の数−1」年後
年忌法要でいちばん間違えやすいのが三回忌です。一周忌は亡くなってから満1年ですが、三回忌は満2年、七回忌は満6年に営みます。亡くなった日を1回目の忌日と数えるため、2年後の命日が3回目にあたるからです。三回忌から先は「回忌の数から1を引いた年数」と覚えておくと迷いません。
ある年に何回忌を迎えるかを没年から引ける年忌早見表も用意しています。
法要の日取りの決め方
当日が平日なら、直前の土日に寄せる
法要は本来の日(忌日や祥月命日)に営むのが基本ですが、親族が集まりやすいように土日に移すことがよくあります。そのときは本来の日より前の休日に寄せるのが一般的で、後ろにずらすのは避けるとされています。計算機では、当日が平日の法要について、直前の休みのかたまり(3連休ならその3日)を「前倒しするなら」として表示しています。
お寺や会場の予定もあるので、日にちが見えたら早めに相談しておくと安心です。「カレンダーに登録」を使うと、年忌法要は30日前、四十九日などは7日前に準備の通知が出るようにしてあります。
六曜は気にしなくてよいとされる
大安や仏滅といった六曜は、もとは中国から伝わった暦注で、仏教の教えとは関係がありません。そのため法要の日取りに六曜は関係ないとされています。友引に葬儀を避けるのは「友を引く」という語呂合わせと、友引を休業日にしている火葬場が多いことによるもので、法要は友引でも問題なく営まれます。
とはいえ、親族のなかに気にする方がいることもあります。計算機では参考として各日の六曜を並べています。
四十九日が3か月にまたがる「三月越し」
月の半ばごろより後に亡くなると、四十九日が翌々月に入ります。これを「三月越し(みつきごし)」と呼び、「始終苦(しじゅうく)が身に付く(三月)」という語呂合わせから避ける地域があります。その場合は五七日(三十五日)を忌明けとして法要を営むことがあります。
ただしこれは経典に根拠のない言い伝えとされ、お寺の側からも気にしなくてよいという説明が多く出ています。計算機では、該当するときだけ注意書きと三十五日の日付を出しています。
初盆(新盆)はいつ?
初盆(新盆)は、四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆です。亡くなった年のお盆でも、お盆の初日の時点で四十九日が済んでいなければ(忌中であれば)、翌年のお盆が初盆になります。
たとえば8月13日からお盆を行う地域で6月20日に亡くなった場合、四十九日は8月7日なので、その年のお盆が初盆です。6月30日に亡くなった場合は四十九日が8月17日となってお盆に間に合わないため、翌年が初盆になります。境目は6月25日と26日のあいだです(命日を1日目と数えた場合)。
お盆の時期は地域で3通り
- 8月13日〜16日(月遅れ盆) — 全国の多くの地域
- 7月13日〜16日 — 東京の一部など
- 旧暦の7月13日〜15日(旧盆) — 沖縄・奄美など。新暦の日付が毎年変わる
旧盆は旧暦で決まるため、毎年8月上旬から9月上旬のあいだで動きます。この計算機は旧暦を新月と太陽の位置から計算して旧盆を出しており、公開されている2019〜2030年の沖縄の旧盆の日程と、12年すべて一致することを確かめています。
2040年までの旧盆の早見表と、毎年日付が変わる理由はこちら →
宗派や地域による違い
二十三回忌・二十七回忌の代わりに二十五回忌
真言宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗などでは、地域やお寺によって二十三回忌と二十七回忌を行わず、そのあいだの二十五回忌を営むことがあります。計算機では二十五回忌も小さく並べています。
弔い上げは三十三回忌か五十回忌が多い
年忌法要の締めくくりを「弔い上げ」といい、三十三回忌か五十回忌とすることが多いようです。近年はそれより早い回で区切る家庭もあります。
浄土真宗の考え方
浄土真宗では、亡くなった人はすぐに浄土に往生すると考えるため、法要は冥福を祈る追善供養ではなく、故人をしのんで仏の教えに触れる場として営まれます。初盆も特別な飾り付けはせず、歓喜会(かんぎえ)として営むことがあります。日付の数え方そのものは、この計算機と同じです。
神式(神道)の場合
神道では、仏式の法要にあたるものを霊祭(れいさい)と呼びます。亡くなった日から数えて10日ごとに十日祭・二十日祭…と続き、五十日祭が仏式の四十九日にあたる忌明けの祭儀です。その後、百日祭を経て、年ごとの式年祭(一年祭・三年祭・五年祭・十年祭、以後10年ごと)に移ります。
注意したいのは年の数え方で、式年祭は満◯年で数えます。三年祭は亡くなってから満3年で、仏式の三回忌(満2年)より1年あとです。計算機で「神式(霊祭)」を選ぶと、この数え方で一覧を出します。
計算の方法
- 日付はすべて日の通し番号(ユリウス日)で数えています。端末の時差の設定で1日ずれることはありません。
- 六曜は旧暦の月と日から決まります。旧暦は、新月の瞬間と太陽の位置(二十四節気の中気)を天文計算で求め、天保暦の規則で月を組み立てています。
- 祝日は祝日法の規則(ハッピーマンデー・振替休日・国民の休日を含む)から毎年計算しています。内閣府が公開している1955年〜2027年の祝日(1,067件)とすべて一致することを確かめています。2028年以降の春分の日・秋分の日は、天文計算による予定です。
- 2月29日に亡くなった場合、うるう年でない年の祥月命日は2月28日としています。3月1日とする考え方もあるので、気になる場合はお寺に確かめてください。
六曜と祝日は、同じサイトの吉日カレンダーと同じ計算部品を使っています。月ごとのカレンダーで見たいときはそちらをどうぞ。
よくある質問
四十九日はどうやって数えますか?
亡くなった日(命日)を1日目として49日目、つまり命日の48日後です。たとえば1月1日が命日なら、四十九日は2月18日です。関西の一部では命日の前日を1日目として数えるため、1日早い2月17日になります。
三回忌は亡くなってから何年後ですか?
満2年後の祥月命日です。亡くなった日を1回目の忌日と数えるので、一周忌(満1年)の翌年が三回忌になります。七回忌は満6年、十三回忌は満12年と、三回忌からは「回忌の数から1を引いた年」に営みます。
法要の日を命日より後にずらしてもいいですか?
一般的には、命日より前の土日などに前倒しして営み、後ろにずらすのは避けるとされています。どうしても前に寄せられない事情があるときは、菩提寺に相談してみてください。
法要の日取りに六曜は関係ありますか?
六曜は仏教とは関係のない暦注なので、法要の日取りには関係ないとされています。友引を避けるのは葬儀の習慣で、友引を休業日にしている火葬場が多いことにもよります。ただ、気にする親族がいる場合に備えて、この計算機では各日の六曜も表示しています。
四十九日が3か月にまたがるとよくないのですか?
「始終苦(四十九)が身に付く(三月)」という語呂合わせから生まれた言い伝えで、経典などに根拠はないとされています。気にする地域では、五七日(三十五日)で忌明けとすることがあります。
初盆は亡くなった年のお盆ですか?
四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆が初盆です。お盆の初日の時点で四十九日が済んでいなければ、翌年のお盆が初盆になります。8月13日からお盆を行う地域なら、命日を1日目と数えた場合、6月26日以降に亡くなった方は翌年が初盆です。
神式の三年祭は、仏式の三回忌と同じ年ですか?
違います。神式の式年祭は満年数で数えるため、三年祭は亡くなってから満3年で、仏式の三回忌(満2年)より1年あとです。
父と母など、法要が同じ年に重なったときは?
同じ年に重なる年忌法要は、ひとつにまとめて営む「併修(へいしゅう)」にすることがあります。一般には七回忌以降で行い、一周忌と三回忌はそれぞれ単独で営むことが多いとされます。どちらの命日に合わせるかは考え方が分かれるので、菩提寺に相談してください。この計算機に2人以上の命日を登録すると、重なる年をお知らせします。
入力した内容は保存されますか?
お使いの端末(ブラウザ)の中にだけ保存し、次に開いたときにすぐ日程を出すために使います。外部へは送信しません。家族など10人まで登録でき、名前のボタンで切り替えられます。
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